全国ノスタルジー探訪

現代に残る、身近な過去を探してあちこち歩いてます。

【孤独のグルメ】高崎・焼まんじゅう オリタ

世の中、様々なグルメ漫画が数あれど、その中でも私が至極だと感じているのが『孤独のグルメ』という一冊。冴えない中年男が街中のごく普通の店に入り、モリモリ食べるという何のオチもない話なのだが、この主人公の「心の声」が非常に興味深い。言い回しが秀逸なのだ。
更に面白いのが、この主人公が訪れている店は全て実在している店であるということ。ファンは聖地巡礼とばかりに、その店に行き、主人公と同じものを食べ、その様子をブログにアップするのである。つまり私のことだ。

高崎に主人公が訪れた焼まんじゅう屋があり、今回帰省ついでに行ってきたので紹介したい。
漫画では「クリタ」という店名で紹介されているが実際は「オリタ」。店の前を通ると味噌の匂いが香ばしいこと。

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そもそも「焼まんじゅう」とは何か?これは群馬のB級グルメ且つ、ソウルフードである。フカフカしたまんじゅうの皮みたいなものに甘い味噌をつけて焼いたもので、群馬県民は幼い頃から食べていたのではないだろうか?通常の「焼まんじゅう」は何も入ってないのだが、別に「あん入り」というのもある。主人公も「焼まんじゅう」は初体験のようで、以下のように混乱している様子。

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で、これがモノホンの焼まんじゅう。タレがたんまりで見た目はとても美味しそう。

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肝心の味だが、主人公が感じた通り、まぁ・・・素朴な味である。中身なしは素朴過ぎるので私はあん入りの方が好みだけど、以下、主人公の感想。そこまで甘くはないと思うが・・・。

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グルメ漫画で食後はこの顔である(笑)

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漫画に出てきた店主のおじいさんは既に亡くなられたようで、現在は娘さんがお店を切り盛りしている。試しに「孤独のグルメ」の話をしてみたところ、来るのは男性ばかりで女性が来るのは珍しいとのこと。薄々気付いてはいたけど、やはり「孤独のグルメ」は漢のグルメ漫画であるらしい。まぁ、「ハチクロ」や「NANA」を読むような人が好んで読むとは到底思えないもの(笑)
群馬に来られた際は是非「焼まんじゅう」を体験してみてください。きっと主人公のような顔になります。

【店舗データ】
住所:群馬県高崎市田町108
営業:10:30〜18:00(不定休)


【おまけ】
駅のコンビニには「焼まんじゅう風クッキー」なども売っているのだ。

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