全国ノスタルジー探訪

現代に残る、身近な過去を探してあちこち歩いてます。

【再訪】虎ノ門・純喫茶 般若(2010年8月末閉店)

下の記事の桃乳舎に続き向かったのが、同じく平日のみ営業の虎ノ門の般若である。しかも般若においては、8月末で閉店してしまうので、最後の訪問のつもりで行ってきた。■前回の記事はこちら

IMG_2067.jpg 般若

この青々とした「もじゃハウス」っぷりはいつ見ても素晴らしい。「もじゃハウス」とはテレ東の「空から日本を見てみよう」で使われている表現で、蔦に覆われた家のこと。私はこの「空から日本を見てみよう」が大好きでして。公園アニマルズとかね。マニアの心をくすぐるテレ東らしい番組なのです。

今回もマスターから色々な話を聞くことができた。モヤさまのロケの話や、ちい散歩の撮影についてなど。電話が掛かってきたかと思えば「解体業者の電話ばかり」とボヤくマスター。因みにあの蔦を剥がす費用は見積もりの段階で8万円もするらしい。当然負けさせると言ってたけど。

最初、客は私一人だったけど気付いたら満席になっていた。常連から始めて訪れた客まで、マスターを交えて楽しく団欒。当たり前だけど、スタバではまずあり得ない光景だ。この感じいいなぁ。閉店は般若を訪れた誰しもが惜しむだろうけど、マスターは相変わらず明るいので悲壮感は感じなかった。とても楽しいひと時でした。最後に来てよかった。

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この日は思いがけない収穫がありまして、閉店後は他の場所で「談話室 般若」を始めるとの情報をゲット!マスターから名刺もいただいちゃいました。