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全国ノスタルジー探訪

現代に残る、身近な過去を探してあちこち歩いてます。

【銭湯】沖縄・日の出湯 / 中乃湯

沖縄県

沖縄では湯船につかる習慣があまりないという話は有名です。
とはいえ銭湯(「ゆーふるやー」と言うそうです)もかつては結構あったということらしいので幾つか回ってみようと調べてみたところ、なんと現在残り沖縄には2件しかないということなので、もうこうなったら両方行ってみることにしました。

まずは、那覇市内にある「日の出湯」です。

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入ろうとしたら「もう終わりなんだけど…」と言われたものの、出てきた客のお兄さんが「ここサイコーよ」と言うのですぐ上がるから!と言って強引に入れてもらいました。(時間には余裕を持って行きましょう)

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沖縄スタイルの銭湯は、洗い場と脱衣所の仕切りが無いのが特徴です。寒くならないからかな?


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ロッカーもある意味防犯的には安心です。まあそもそも何か盗ろうって概念が無さそうですが。

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浴槽は掛け流しでもないし循環もしていません。完全に家庭の風呂の大きいバージョンです。
お湯は聞きませんでしたが、おそらくただの井戸水だと思います。

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特徴的なのはこのカランです。一旦洗面台のようなところにお湯と水が出て、そのまま下にスルーしたものをオケで受け止めるようなイメージでしょうか。まあめんどくさいので立ったまま直接オケに入れてかけ湯をしました。

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まあこのような感じで、東京をはじめ本土の銭湯とはだいぶ毛色が違います。それなりにお客さんはいたので、経営的な意味で言えば大丈夫そうに思えたのですが、やはり後継者問題なのでしょうか…。なんとか続いてほしいものです。


さて翌日は、那覇市にある中乃湯に行きました。

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構造的に、奥側の建物が銭湯にあたるのでしょうが、手前の建物のせいで看板らしき部分が隠れてしまっています。こういうアバウトな建て増しなんかいかにも沖縄ってかんじです。

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番台らしき窓口には誰もいません。まごまごしていたら、知らないオバーが「後で払えばいいさー」とアドバイスしてくれたので金も払わずに入ります。関係無いですがこの番台の中にある写真、店主と、おそらくインリンオブジョイトイのツーショットです(笑)。

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ロッカー、そしてノー仕切りの脱衣所と洗い場というスタイルは一緒です。浴槽は丸いです。

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ここもカランが特徴的です。わざわざY字のホースがつけられています。


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元々中乃湯は温泉銭湯と聞いていたので、このお湯のエメラルドグリーンはすごい温泉だなと思ったところ、実はバスクリンだそうです(笑)。ただお湯は冷鉱泉らしいので一応ただのバスクリンというわけではなく、温泉といえば温泉でしょう。うん。

湯上がりにお金を払おうと、店主のオバーを見つけてお金を払いました。
東京から来たというと、店先の自販機でジュースをごちそうしてくれました(沖縄でしか見ない「霧の紅茶」をいただきました)。
そのまま店先のベンチに座り込みユンタクモードに突入しました。店主のオバーはこういう客が多いのか、ちゃんと聞き取りやすい日本語を喋ってくれますが、地元のオバーはほんとに何を言っているのかわからないことが少なくないです。しかしまあそういうのも含めて楽しいです。町田忍氏もたまに来てくれるということで、知り合いじゃないのかね?と聞かれましたが滅相もないです。
この日で東京に帰ることになっていたので、そろそろ…と腰を上げると、更に帰りに飲んでいきなさいと飲み物をごちそうしてくれました。350円支払って風呂に入って、200円分ごちそうになるという事態になって本当に申し訳なくなりました。また来るからずっと続けてくださいねとお願いして立ち去りました。
というわけで沖縄で海には入りませんでしたが、銭湯は完全制覇(2件だけど)して帰ったという旅行になりました。沖縄銭湯、おすすめですよ。


【データ】
【日の出湯】
住所:沖縄県那覇市泉崎2-11-1 高良アパートB
営業:15:00〜21:00(までに上がって欲しいらしい) 日曜、木曜定休

【中乃湯】
住所:沖縄県沖縄市安慶田1-5-2
営業:15:00〜21:30 日曜、水曜定休


取材時期:2013年2月

【2014/5/21追記】
日の出湯が、店舗老朽化を理由に廃業されたとのことです。
とても残念です。