岩手から太平洋沿いをレンタカーで南下し、被災地を見て回りました。
かなり駆け足でしたが、この日は石巻に宿泊することにしました。ビジネスホテルだったので街で食事しようと思って歩いてみたものの、津波の被害で街が壊滅していて、食事できる店すら見つからない状態でした。そんな商店街のなかで、ぽつんと明かりのついていた喫茶店が、『たいむ』でした。
この喫茶店は訪問の少し前に、ようやく営業にこぎつけることができたそうです。確かにgoogleマップのストリートビュー(2011年7月撮影)と訪問時期(2011年11月)ではこの建物の屋号が違います。
店じまいの時間になったので、食事できるお店を、ということでたいむから歩いて2分ほどの居酒屋『千晶』を紹介してもらいました。
千晶では居酒屋なのに堂々とウーロン茶を注文し、それとメニューにないですがワガママを言って定食を作ってもらいました。また店にいた地元の方からはホヤをお裾分けしてもらったり地震当時の話を聞かせていただいたりしました。
よそ者の野次馬、しかも特にボランティアとかしにきたわけでない奴を受け入れていただき本当に有り難いひとときでした。
※ここでマダムや常連さんから聞いた話などは、ぼくの別ブログでも書いているのでよろしければそちらもご覧ください。
翌朝は避難場所にもなった日和山から街を眺めました。
特にこれ以上の特別なご縁があるわけじゃないですし、定期的にボランティア活動や募金をするほどの入れ込みをしているわけでもありません。イイコトしてるぜ気取りでもなく、しかし自分のブログに書くことくらいはできます。もちろん自分への備忘録として活用し、また近いうちに必ず行きたいとも思っています。
【店舗データ】
<たいむ>
住所:宮城県石巻市中央1-8 あたり
営業:?
取材時期:2011年11月