十数年前、大学入学のため上京して就職するまでの約8年間(計算が若干合わないのはご愛嬌)、秋葉原のパソコン屋でバイトをしていたので、秋葉原界隈の土地勘には自信があります。
……と言えたのもちょっと前までの話。最近はまた色々入れ替わりも激しく、どんどん見知らぬビルや店が出ています。馴染みだった店も閉店したり、街が変わることは仕方のないことですが、オジサンには寂しく感じる部分もあるのが正直なトコロです。
その頃に通っていたお店のひとつが、ここ「あきば食堂」です。
ロケーションは、「自作通り」などと呼ばれていた?(自分は知りませんが…)通りから入った路地裏にこんな感じに入っていくと見つけられます。ピンとくる人も多いでしょう。
自分が仕事中の昼休みに来ていたときから、外観から何から何も変わった様子はないです。外に出てる謎の事務机もそのまんま。
店内はひとり先客がいましたが、12時台でもすんなり入れました。4人がけテーブルが3つ、あとはおそらく通常使用しない2人用テーブルひとつ。ぼくの記憶では昔はかなりの確率で要相席でした。
基本的にフライ系ばかりですが…
ハムカツ定食を発注。厚いハムの間にさりげなくチーズが挟まっていました。
実はマスターの出で立ちがぼくの記憶の中の人と異なるので聞いてみました。すると二代目で、先代は10年ほど前に亡くなったとのことで、息子である現マスターが引き継がれたそうです。味もすこし若返っていたような印象を受けたのはそれだったのかもしれません。
ちなみにこれは松井秀喜氏のサイン(ホンモノ)。ただ、この食堂に食べに来たわけではなく知人のツテで書いていただいたそうです。ここで松井がメシ食ってたら面白いのに…!知りもしないのに「あきば食堂さんへ」と書くあたりに松井氏の人柄がにじみ出ますね(笑)。
秋葉原で何も変わっていないこの空間で、個人的にウダツのあがらなかったアキバ店員時代を懐古する食事でした。
自称・裏アキバマスターの若者も、かんだ食堂ではなくてココを推せるようになったらツウ気取りできるでしょう(笑)。
【おまけ】
昔(2000年くらいに撮影)のアキバの写真が少しあったのでアップしてみます。特に面白くもないですが…。
このへんはなんかのエロゲの発売日だった気がします。人が並んでるなーと思って撮ったのでしょう。
こっちはPS2の発売前夜くらいだった気がします。バスケ広場がまだありますねえ…。
【店舗データ】
住所:東京都千代田区外神田3-2-6
営業:11:00〜15:00くらい 日曜・祝日休み
取材時期:2013年6月