たまに大阪方面の出張があるので、その際はついでに自腹延泊したりして関西周辺の街歩きをします。
このときはあまり足をのばしていなかった和歌山市周辺を歩いてみることにしましたが、ズンズン歩きすぎて気がついたらJR和歌山駅から隣駅の紀和駅近くまで来ました。
流石に疲れたな〜と思っていたところにちょうど喫茶店が見つかりました。
この外観……失礼ながら「やっている」だろうか? という疑問がまずわきますね。
でも、「モーニングサービス」のノボリが出ている以上、これはやっていると判断して大丈夫でしょう。
よく見たら営業中の札も。そしてこの店の名前は「ホロ馬車」だそうですが、後から調べたら「幌馬車」表記のほうが正しいようなのでそちらで以降統一します。
店内はこんな感じ。アイスコーヒーを発注しました(この日はどうかしてたのか、コーヒーの写真を撮り忘れ……)。
金の招き猫、瓶コーラの冷蔵庫。いい。
ジュークボックスまで。
よく見るとメニューが貼られていました。マダムに聞くと「多分もう壊れて動かない」とのこと。
マッチをもらいました。こっちは漢字の幌馬車。こういう風に自分の店名表記が揺れているのが昔ながらの良い店の特徴だったりします。同じ店なのに純喫茶だったり喫茶軽食だったりコーヒールームだったり……。
マダムと会話しましたが、この幌馬車の目の前にあるJR紀和駅は、昔は「和歌山駅」だったそうで、その頃と比べると人が減ったね…と仰っていました。後から調べたら確かにそのとおりで、現「和歌山駅」は当時は東和歌山駅として営業、色々紆余曲折あり今のかたちになったそうです。和歌山駅と和歌山市駅もまた別物ですし、鉄道から街の歴史を学んでいくのも楽しいですね。このへん詳しくはWikipediaをご参照ください。
今の紀和駅。ここはメインルートではなく1時間に1本くらいしか列車が来ないので、和歌山市駅方面までまた歩くことにしました。
【おまけ】
幌馬車を出て和歌山市駅を目指す途中で見かけたお店。さすがにご常連でいっぱいのところに入店(ほぼ外ですが)する勇気がでずスルー……。
【店舗データ】
営業:ききそびれましたが朝から夕方くらいまで
取材時期:2017年10月