全国ノスタルジー探訪

現代に残る、身近な過去を探してあちこち歩いてます。

西新井大師・もんじゃ サクライ(閉店)

「もんじゃはやっぱり月島だよね☆」とお考えの皆様、こんばんわ。
まぁ実際に月島はもんじゃを売りにしておりまして、私もミーハーなので芸能人のサインがたくさん飾ってある月島のもんじゃ屋に行ったことがあります。そこで悟ったのです。もんじゃは所詮もんじゃ、だと。何でこんなD級グルメが千円以上もするのかと。はっきり言って費用対満足度が低いんですよね。腹にもたまらないし。あぁ、こういうこと言うから私ってモテないんだろうなぁとは百も承知ですけど、ここは譲れない!

そういうわけで、真のもんじゃを求めて行って来たのが西新井大師にあるサクライ。俗に言う「駄菓子屋もんじゃ」の店である。その昔、東京の下町の駄菓子屋には大抵もんじゃ焼きの鉄板があったそうで、もんじゃは子供たちのおやつだったらしい。いつの間にか後発の月島がもんじゃ焼きをブランド化してしまったけど、この駄菓子屋もんじゃこそが原点だと私は考えるのです。

場所は舎人ライナーの西新井大師西駅。小学校のすぐ近くにあるんだけど、如何せん場所がわかりづらい・・・。迷いながらようやく到着。外観もお店っぽくないので知らない人は通り過ぎてしまうかも。

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駄菓子屋もんじゃと言っても、こちらは純粋なもんじゃ屋であって駄菓子の販売はしておりません。でも価格は駄菓子屋価格。一番高いのが200円っていつの時代よ?店のおばあちゃんも採算度外視って言ってたけどそりゃそうだよね。泣けてきます。

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私は中サイズ(150円)、トッピングのベビーラーメン(20円)、ドリンク(20円)を注文。ドリンクは即ちチューペットね。月島みたいに土手とか関係なく好きなように焼けばいいとのことなので適当に焼きました。汁だけを焼いて煎餅みたいにしたら美味しいと教えられたのでやってみたら、パリパリで香ばしくて激ウマ!とんだB級グルメだぜ・・・。お会計は合計で190円。満足度120%!というか安すぎて申し訳ない。

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店のおばあちゃんと少し話をしたら、最近は学校が終わるのが遅いらしく、子供があまり来ないらしい。週末には子供の頃に通っていた大人が懐かしがって来るらしいけど。何か寂しいねぇ。こんな貴重な店、他にないのにね。だから大人の皆さん、是非行ってみてください。近くには西新井大師や土屋鞄などもありますので。

【店舗データ】
住所:東京都足立区西新井6-21-3
※場所はコチラのブログが写真付きで非常にわかりやすいです。私も参考にさせていただきました。
営業:11:00くらい〜17:00くらい

【2012.5.23追記】
久しぶりに訪問してみたら閉店のお知らせが貼ってありました・・・

さくらい閉店