新温泉を堪能した後は昭和12年創業のもう一軒の老舗浴場・鶴亀温泉へ梯子。昔の公民館のような佇まいで、言われなければ浴場とは気づくまい。
こちらも新温泉と同様に木造で、筆舌に尽くしがたい風情がある。男湯と女湯をしきる壁が低いので角度によっては丸見えになるけど、この場にいるとそんなことはどうでもよくなるから不思議。
「ニコニコ金融」なんてまるで漫画の世界のネーミングではないか(笑)以前は古い看板が色々あったらしいけど、改装した際に業者が撤去してしまったらしい。愚か者め・・・
泉質は新温泉と似ているように感じたけど、こちらの方が熱めのお湯。そして特筆すべき点が恵比寿様の口からお湯が出ていること!吐血しているようにも見えて少しホラーだが、ご利益がありそうでいいじゃない。因みに女湯は布袋様になっているらしい。番台のおばあちゃんに教えてもらうまで気づきませんでした。
こちらは数年前に源泉が枯渇して休業してましたが、ボーリングして復活されたそうです。この手の古い施設はそのまま廃業という流れが多いけど、こうして存続することは大変ありがたいことです。
【データ】
住所:熊本県人吉市瓦屋町1120-5
営業:14:00〜21:00(第二・第四月曜休み)
取材時期:2012年11月