デイリーポータルZで見てからずっと行きたかった店ですが、行きたいと思っていれば行く機会は出てくるものです。平田食事センター。いい名前です。食事センター。何度も言いたい食事センター。
1月1日限定でJR西日本の新幹線含むすべての列車が乗り放題になるハイパーな乗り鉄向けきっぷ「元日・JR西日本乗り放題きっぷ」を携えやってきました元日の西日本!というわけで、京都から7時台ののぞみグリーン車に無駄に乗ってまずは岡山まで出ました。岡山からはJR瀬戸大橋線に乗り早島駅で下車します。駅からは徒歩で20分強といったところですが、その道のりは一部結構な登りがあるのでタクシーがおすすめです。(※1000円くらい。駅までの帰りは下りになるのでそれほど苦労なく歩けると思います)
駅前のタクシー乗り場で電話し配車してもらって向かいました。無線で運転手さんは「ヒラショクまで〜」と本部に伝えてました。
裏道のような最短距離をタクシーは進み、数分で到着しました。
のっけからグイグイくる外観です。
わくわくして元気が出てきます。ですが敢えて自分をじらすように、まずは外観からチェックしていきます。
まずは圧巻の自販機コーナー。主要メーカー全種類のジュースが揃っている勢いです。
そしてネットで何度も見ていたこの看板。
一体いつ頃の話なのか不明ですがかなり年季が入ってます。当年中に解決すると思ったのでしょう、何年の話か記載がないのでわからないのですが。お礼をしたいのはわかりますが、しかし声をかけただけでこんな立派な看板を作る理由はなんなのかわからないのですが。テレホンカードも今や使えるところかなり少ないのですが。
…しかし正義感溢れる経営者というか、不法投棄の通報に対してヒラショク自ら金一封ですから、そりゃあ一方で声を掛けた運転手さんにお礼をしたいが故に看板をつくるのも納得です。
で、ようやく中に入ります。
圧倒的な大バコ感です。座れないことなんて24時間なさそうです。そういう風に、いつ行っても座れるという信頼感、大事ですね。いっつも座れない都内のチェーン店の人聞いてますか。
ショップインショップもあります。イオンモールがこの方式をパクっているわけですね。
ゲームコーナーも充実です。萌え系コーナーに至っては確実にハリキってるオタ息子と暖かく見守るカーチャンという構図です。どうやら痛車だかのグループの方々もヒラショクを愛しているようです。いいですねなんか。
そしてそして、食事センターのセンターたる「食事」はカフェテリア形式です。学食や社食のような感じですね。
そして調子コイてあれこれと取りすぎました。これらは一応時間的には朝ご飯という位置づけです。食事はもちろんおいしいです。お茶のコップはロングなワンカップみたいなやつでした。
元気が出る食事の詳細は看板に書かれています。別にアヤシイ薬が入ってるわけではありません。でも自分で言ってるだけあって、元気がでますね。
※リンク先 flickrの原寸画像なら読めると思います
どうやら近所のオバチャンたちが店員の中心のようです。この規模のフードコートの感覚で使用済み食器を返そうとしたら、返却口がどこにもありませんでした。そう、ここはセルフ返却という概念が無いのです!オバチャンがこの規模を片付けてくれるようで、申し訳ないので食器渡しちゃいましたが。
あと注文した品が遅いとかキレてるオッサンがいたのですが、注文が聞き取れてなかったり忘れたり誰に持っていくのかわからなかったり、というのはある意味オバチャンの標準なので、その辺は大目に見るというかそういうもんだと理解して対応すべきです。オバチャンに悪意はありません。ほんと井之頭五郎よろしくアームロックかましたいところでしたよ!
しかしあまりにくつろぎすぎて想定以上に長居してしまい、帰りの列車に間に合わなくなりそうだったので早島駅まで孤独なニューイヤー駅伝を繰り広げるはめになりました。列車で行く方は時間には余裕を見てください。もしくはタクシーを遠慮無く使いましょう。
なお、国道の交通量に怖じ気づいて対岸にある上り店には行けませんでした。次回は上り店にも行けるように車で寄りたいです。つーかこの手の店は普通は車で来ますよね。生活圏にこの店がある人は果報者です。
【店舗データ】
住所:岡山県岡山市南区箕島2816
営業:24時間(年中無休)※元日も営業してました
公式サイト
取材時期:2013年1月
【追記】
残念ながら上り店は2013/3/20をもって閉店したそうです。本店は大丈夫なのでしょうか…。
【更に追記】
本店も閉店されたようです。