阿佐ヶ谷に住んで9年ほどになります。
なんだかんだでよく散歩や花見に訪れていたのは阿佐ヶ谷住宅から善福寺川緑地に至る一帯です。前々から取り壊しの話が上がりつつもなかなかしぶとく生き残っていた阿佐ヶ谷住宅ですが、いよいよ2013年をもって再開発の手が入ろうとしているようです。1958年竣工ってことですからさすがに老朽化は激しく、残念ですがやむを得ないところもあるのでしょう。
今日、花見がてら通ってみたら既にロープで一部を除き立ち入り禁止状態となり、住人もみな既に退去していたようでした。寂しいものですが、かなり良いロケーションの割に現代的に言えば贅沢な土地の使い方であっただけに不動産屋諸氏としては目を付けないワケがない場所ですよね…。
さて阿佐ヶ谷住宅は全52棟あり、団地タイプと前川國男設計のテラスハウスタイプがあります。全部ナンバリングされているので、自由に入れた頃、すべて撮っておいたものを貼っていこうと思います。原寸はリンク先のflickrにありますのでサムネイルだけですが大量に貼ります。重くなったり、iPhoneでは表示されなかったりするかもしれませんがご了承願いますです…。
最後は象徴ともいえる給水塔。これも無くなっちゃうんでしょうか…。
もう子どもたちが賑やかに遊ぶ姿などは見ることはないですが、2013年の花見シーズンがおそらくこれらの建物も見納めになろうかと思います(一部広場が3月末までは解放されていました)。
最後に雰囲気を味わいたい方はぜひ阿佐ヶ谷まで。
【データ】
住所:東京都杉並区成田東4-3 あたり
参考サイト (←昔、トタンギャラリーというアート展示にお邪魔したことがあります。昔の貴重な写真も見られます)
取材時期:2006年くらい〜2013年