ブログをご覧になっている方からtwitterでいただいた情報をもとに行ってみました、小伝馬町の津多屋。
食べログなどを見る限り、相当魅力的に見えましたが、如何せん厳しいのが営業時間。平日昼間だけはハードル高いです。
しかしうまいこと仕事を調整できたので、ここぞとばかりに向かいました。
ただ、お店の方とコミュニケーションを取るには忙しい時間帯はだめです。必然的に、開いてすぐか、閉まる直前を狙うべきです。本当は開店直後を狙いたかったのですが、寝坊して小伝馬町に着いたのが14時を少し回ったあたりでした。
食べログによると15:00までとのことだったので大丈夫でしょう…と思っていたのですが……。
オフィスビルの隙間のエアポケットのように津多屋はありました。これは期待できる佇まい!
この写真を撮った瞬間、中の電気が消えました。えっ、閉店?と思い急いで中に入り、ちょ、まだやってますか?っていうかやってください!と言いました。丁度若いお姉さんのお客さんが出て行くところで、その方に合わせて消したようでした。
最初拒まれるかと思いましたが、もう一度照明をつけてくれ、招いていただけました。あぶねーー。
「何がいいですか?材料が…」と言われたので、できるものならなんでもいいですとお願いしました。
本当は盛り合わせを狙ってたんですが。
厨房らしきスペースを通り抜けて、奥の座敷に通されます。ちなみに元・お肉屋(元といいつつ売ったりもしてるとのこと)なので厨房スペースが前衛にあるのです。
通されたイートスペースがこちら。
完全にひとんち、です。ばあちゃんちです。
この日はおばあさんが二人いました。完全にくつろぎモードだったようで、もう一度片付けをし、お茶を淹れてくれました。うーん、ばあちゃんちだ…。
結局、しょうが焼きをお願いしてしばし待ちます。待ってる間店内(?)のインテリアを鑑賞。
何とも絶妙なタイミングで、ちょうどTVでは『カルメン故郷に帰る』を放送していて、一層に昭和感覚を引き立てます。これのタイムトリップ感覚はヤバイ。昼の二時でスーツでここに居る意味がよくわからなくなってきます。
ここから厨房のほうが覗けます。あと、二階席もあると聞いたのでちょっと見てみました。
コタツ席!どんだけ実家なんだ!って勢いです。
そうこうしてるとあっという間に料理ができてきました。
しょうが焼きですが、よくあるしょうが焼きよりも肉が厚くて、しかし柔らかく旨い。味噌汁も別売りですがこれはもらうべきです。
さすが肉専門の店!って感じでした。
話を聞くと最近は病院通いなどのため、少し早めに閉めることが多いとのこと。無理言って入れてもらってありがとうございますと言い店を出ました。すっごく働きたくなくなりましたが、社畜は働いてこその社畜。仕方なく会社へ向かいました…。
関係無いけど、こんな感じの実家再現カフェとか、もしかしたら流行るのでは…!ビジネスチャンス!
【店舗データ】
住所:東京都中央区日本橋本町4-9-6
営業:11:00〜15:00くらい ※最近は14:00くらいに閉めることがあるとのこと。 土日祝休み
取材時期:2013年3月