全国ノスタルジー探訪

現代に残る、身近な過去を探してあちこち歩いてます。

沖縄・那覇 ゲンキ食堂

とある本で見て、沖縄に行ったら絶対にココに行くorDIE!と決めていたお店です。
「ゲンキ食堂」です。ホテルを国際通り近くにとっていたので、徒歩で裏道を歩きながらたどり着きました。

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壁に直で描いてる屋号がいいですね。本で見たものから塗り直したようです。
※ちなみにこの直で描く理由としてはやはり台風があるようです。建物にくっつけるタイプだとすっとんで壊れてしまうことが多いみたいです。

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初めてのお店に入るときはいつもキンチョーします。それはこういうブログをやっていても皆さんと変わりないです。ぼくはむしろ人見知りなほうですし…。
でもこんにちはーと入ると、ユンタク(雑談)モードのオバーたちが出迎えてくれました。

店内はこんな感じ。

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実は、食堂を名乗りつつも、今は天ぷらしかやっていない(昔はやっていた)というのは事前リサーチしていたので、天ぷらをいただきたいとお願いしました。魚と芋とどちらが良いか聞かれたので、魚でお願いしました。驚くべきはその価格。

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1こ30円!安すぎて申し訳ないス!と浅草の某洋食店のマネをしたくなります。
しかもこんなに安いのにまとめ買い割引もあります。なんだか不思議な、17個単位の価格表示!!
素数マニアでしょうか…と思ったけど、よく考えたら価格(500円)単位ですね。つまり17個以上はひとつ約29.5円ということです。
「○円分ちょーだい」というのが正解ですね。間違っても136個ちょーだいとかは言わないのでしょう。

さっそく、オバーは天ぷらを揚げ始めました。

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取材(というと偉そうですが)慣れしてくれているおかげで、厨房も見せてくれるし、写真もオールオッケーです。ぼくが趣味でやってるブログ用の写真も撮りました。(まだ現像/アップしていませんが、あとで良かったらリンクから見てください!)

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天ぷらはこのように衣が分厚くて内地のものとは全然テイストが違いボリューミーな味です。沖縄の天ぷらとはこういうもののようです。これで150円!


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こちらのオバーはただの常連なんですが、座りなーと席を空けてくれたりお茶を淹れてくれたりとてもカワイイ感じの人でした。戦争のときの話なども伺いました。
しかしときどき言ってることが方言が強くてわからないのが残念です。また一方的に喋るのでたまにこちらから質問をすると、聞こえなかったのか意味がわからないのかシーンと沈黙することもありました(笑)。まあでもニュアンスで大体わかるので楽しいです。ユンタク好きなのがよくわかります。
なおゲンキ食堂のオバーは接客業だからなのか内地からの訪問者が多いからなのか、わかるコトバを喋ってくれます。


まさに屋号のとおり、ゲンキなオバーたちのおかげでこちらもゲンキを貰って店を後にしました。地球のみんなからちょっとずつゲンキを分けて貰うまでもありませんでした!
沖縄に行ったらまた絶対に訪れたいゲンキ食堂。超レコメンドでございます。

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【店舗データ】
住所:沖縄県那覇市壺屋2-23-10
営業:9:00頃〜18:00頃 いちおう年中無休とのこと

取材時期:2013年2月