個性のあるお湯の温泉も最高ですが、無色透明の温泉の良さがわかるようになったらきっとツウなのでしょう。
島根の山あいにある有福温泉は、とあるきっかけで知って、鉄道旅行のついでに泊まってみることにした温泉です。山陰本線だったら温泉津温泉などのほうがアクセスは良いのですが。
20分と書いてあるけどもっとかかったと思います。本数も少ないので注意してください。
この日はバスを降りたのはぼくだけでした。予約した宿「たじまや」のオババはバス停で出迎えてくれました。
実は、「たじまや」は2010年に火事で焼失しました。
なのでもう泊まることはできません。本当に残念です。ニュースで見た限り、死傷者がいなかったというのでほっとしました。
なんの参考にもなりませんがお部屋です。この日はぼく一人でした。
いかにも温泉地という感じで、狭く急な坂道が多いです。
30分もあれば歩いて回りきれるほどのこぢんまりとした温泉街です。日にもよるのでしょうが、かなり鄙びた雰囲気でした。
共同浴場は3つあり、ここがメインともいえる御前湯です。大正な雰囲気が素晴らしいです。
中の写真はありませんが、無色透明の単純泉、アルカリ性のいわゆる美人の湯と呼ばれる系統のやつです。
こちらはやよい湯。
こっちはさつき湯。特段のことがなければ御前湯をおすすめします。
夜は食事を宿で取り、旅のプランを練っていたので写真はありません。
それ以外特にすることがないのです。
でもすごく満足感は高かったと記憶しています。
公式サイトを見る限り、火災以降新しい宿(リフォーム?)ができたりいろいろ新しくなっているようです。石見銀山も近いですし持ち直しているのでしょうか。機会があったら再訪したいと思っています。
【データ】
アクセス・宿のご予約等各種情報は公式サイトへ
取材時期:2009年7月