まずこの写真を見て、「営業中の飲食店です」という時点で興味津々ではありませんか。少なくとも弊ブログをいつもご覧の方はそう思われると思います。私もどこかでこの食堂の存在を知り、宿題店としてメモっていました。そして岡山方面を訪れるチャンスができたので旅程に組み込みました。
萬福食堂は岡山県倉敷市に位置し、最寄りは倉敷駅ですが徒歩はほぼ不可能な距離です。今回はJR倉敷駅に隣接する水島臨海鉄道の倉敷市駅構内にあるレンタサイクル店にて自転車を借りて訪れました。自転車でも10分ちょっとかかったと思います。車で訪れる場合は駐車場が何台分かあったと思います。
2016年に撮影した写真、しかも現役のお店、と言って信じてもらえるでしょうか。
……のれんがでていても「やってる」とはニワカに信じがたい外観ですね。しかし実はやってるかどうか電話確認してきたので(遠路はるばる過ぎて空振りがイタすぎるため)遠慮無く入店します。
さて店内ですが、外観に負けじの渋さ、全体的に飴色の色調です。許可を頂いて撮影していますが人気店らしからぬフレンドリーさが嬉しい限りです。テーブル席が4つほどのみで、タイミングによっては相席となると思います。
ガクト氏もご来店とのこと。他にも何組か有名人の取材が入ってるようです。
セルフサービスの水のコップは、ワンカップの甘酒のリサイクル容器でした(笑)。女将いわく「丈夫で割れないし、安いし良いんだよ」とのこと。こういうのも最高ですね。
発注したのはガクト氏と同じ特上ラーメンです。通常のラーメンよりモヤシと肉が多いみたいです。
グルメブロガーのマネして麺リフトアップ。ラーメンは全然詳しくないので、これがいわゆる「倉敷ラーメン」に属するのかはよくわかりませんが、美味しさは保証します。
鏡の上の壁に何やら書いてあるのは、「発注先とかお得意先の電話番号など」とのことです(笑)。要するにただのメモを直に書いてるわけですね。いい加減すぎて大好きです。
この奇跡のような食堂、恐らく跡取り的な方もお店に立たれていたので、今後の経営的にも大丈夫なのではと期待しつつ、建物についてもいつまでもこの形で営業を続けられることを願ってやみません。倉敷を訪れる際は是非立ち寄ってほしい! 本当にオススメです!!
【店舗データ】
住所:岡山県倉敷市羽島198
11:00〜18:00 第三水曜日定休
取材時期:2016年8月