21時頃、秋葉原で用事を済まして心地よい肌寒さだったので夜の散歩に出掛ける。
どの街にも言えることだけど、昼と夜では街の表情はガラリと変わるもので、慣れた街でも夜に訪れると新しい発見に出くわすことが間々ある。だから夜に出歩くのもなかなか楽しいものなのだ。
特に当てもなく歩いていたら神田駅の近くに来ていたので、かんだデザートで一休みすることにした。表向きは20時までとうたっているのに、22時過ぎまで営業している深夜型の喫茶店。しかもこちらは珍しい北欧紅茶の専門店で、スウェーデン王室御用達の紅茶を格安でいただけるありがたいお店。看板商品のセーデルブレンド(350円)はノーベル賞の授与式でも提供されている名誉ある紅茶なのだとか。私もそちらを注文した。
カウンター4席しかない小さな店舗だけど、マスターの人柄が親しみやすいので常連客が後を絶たない。結果、夜遅くまでの営業になってしまうらしい。高架下にこんな紅茶の名店があるとは神田も奥が深い。
酔っ払いたちを横目に駅の周りを少しブラブラしてみる。高架下には気になる酒場がたくさん。
神田勤めの人が羨ましい。
そして、ぼちぼち帰ろうと思って引き返そうとしたところ、目に飛び込んできたのが「今川小路」の看板。これは新しい発見!小路というだけあって本当に短い通りだけど、どれも味のある良いお店。ワイン居酒屋とか気になるわ〜。
神田は休日の昼に来ることが多いけど、オフィス街なので閑散としていて全く雰囲気が違う。
やっぱり本領を発揮する夜に来る方が楽しいね。